【ネタバレ感想】ミュージカル「ファントム」を観劇!愛に溢れた演出の城田優と予想を超えたファントム加藤和樹が素晴らしかった!

ミュージカルファントムの感想 趣味

ミュージカル「ファントム」を先日観に行ってきました。

 

実はかなり…かなり大好きな作品。

過去に狂ったようにチケットを取った作品のひとつです。

今回は公演前にチケット入手に手こずり
少ない観劇数で終わる予定だったのですが
まんまとのめりこんでしまって

今回もチケットを追加してしまいました。

 

あまりに好き過ぎて、冷静な感想が書けるかわかりませんが、これだけ心を揺さぶられた作品なのでやはり備忘録として記事に残しておこうと思います。

この感動をのちのち老後に読み返したい時がきっとある筈と思うので!

 

ミュージカルファントムの基本情報と主なキャストとスタッフ

ミュージカル「ファントム」の上演時間、キャスト、スタッフなど紹介します。

上演時間

上演時間は3時間
1幕:85分
休憩:20分
2幕:75分

※上記は東京公演の場合、大阪公演は休憩時間25分でした。

キャスト

ファントム:城田優、加藤和樹
クリスティーヌ・ダーエ:愛希れいか、木下晴香
フィリップ・シャンドン伯爵:廣瀬友祐、木村達成
カルロッタ:エリアンナ
アラン・ショレ:エハラマサヒロ
ジャン・クロード:佐藤玲
ルドゥ警部:神尾佑
ゲラール・キャリエール:岡田浩暉

スタッフ

脚本:アーサー・コピット
作詞・作曲:モーリー・イェストン
原作:ガストン・ルルー
演出:城田 優
美術・衣裳:トム・ロジャース
翻訳・通訳:伊藤美代子
訳詞:高橋亜子

ミュージカルファントムの映像ムービー

 

ミュージカルファントム感想:胸がキュウキュウ鳴りっぱなしの3時間

ミュージカル「ファントム」。

 

題材はまさしくオペラ座の怪人ですが、有名な劇団四季のオペラ座の怪人とは少し違い脚本コピット、作曲イェストン版のファントムです。

 

前者がファントムのクリスティーヌへの恋愛色の強いストーリーだとすると、後者はどちらかというとファントムと母や父への家族愛の方にも目を向けたストーリーではないかと思います。

 

宝塚版が有名らしいのですが、私は宝塚は未見。

2008年、2010年の大沢たかお版、2014年の城田優版を観劇しており、かなり人生が変わりました。

そのことを前提に置いた感想になってしまうことを先に記しておきます。

 

※ここから先はかなりネタバレをして行きますので、まだご覧になっていない方はご注意ください。

家族愛のファントムストーリー

家族愛にもスポットを当てたストーリーだと上述しましたが、ぶっちゃけ父と子の物語です。

私はこの、父と息子がこじらしてる間柄のお話がなぜか大好物で!このファントムは美味しくて美味しくてたまらないのです。

私事ですが2014年後に出産を経験したので、少年時代のファントムの話には子育てしている親目線が入ってしまい、父親であるキャリエールさんに複雑な思いを抱いたりしました。

「母親は自分の子どもの醜さに気づいていなかったのです!」とキャリエールは力説しており、以前は「母親はもう狂っちゃってたのかなぁ」なんて思ってましたが今ならわかる。わが子ってやっぱりかわいい!

ファントムの容姿に心は痛めたかもしれないけど生れてくること自体が奇跡だと知った今、やっぱりわが子って美しいなと思います。

そしてそれだけに母親が早くに息を引き取るのは、さぞや無念だったろうと苦しかったです。

そんなわけで今回は、今までとちょっと違うシーンにも思い入れがあった観劇となりました。

演出に挑戦した城田優!愛にあふれた演出

今回、城田優が演出に挑戦ということでも話題性のあった舞台でした。

 

私は城田優が大好きなので、贔屓目はどうしても仕方ないとしても!それを加味して上回る賞賛をささげたいと思います。

 

劇場至る所に趣向を凝らし、観客をおおいに楽しませてくれました。

・あとで知ったのですが、劇場スタッフの衣装もファントム仕様にまでしていたり
・キャストの方が開演前に、ロビーや客席で小芝居をしていたり
・世界観を壊すことなく、観劇マナーを促したり
・客席の明かりを落とすのも演出に含んだり
・客席降りが多かったり

「この人は本当にミュージカルが好きなんだな」と舞台愛を肌で感じる作りこみよう。

 

キャストの小芝居は、開演前15分?くらいには始まっており、開演直前、いえ開演まで続けられておりました。
そしてそのまま開演に持っていく斬新なこと!
初めて見た日は心底驚いてしまいました。

そのキャストさんから直にパンフレットが購入できるのも嬉しい驚き!
私は前もってロビーで買ってしまっていたのですが、こんな機会はないから挑戦すれば良かったなぁと今更ながら。

客席の明かりが消える演出は幕間後の2幕開始のこと。
自分がいる劇場が、まさにオペラ座かのように、照明がジジジ…と鳴った後バツンと落とされる。
まるでファントムの仕業かのような消え方に幕間の休憩モードからいっきに舞台へと引き戻されるのが良かったです。

ストーリーの魅せ方も、自身が演じた経験から来ているのか、なんとなくかゆいところに手が届いているという印象。
このシーンはこんな風に見たい!というのをそのまま見せてくれているかのよう。
そしてどのキャラクターも愛情込めて作られているのが伝わってきます。

 

総じて、見ていて本当に気持ちが良い舞台だったのでした。
彼演出の舞台をまた観たい!
率直な感想がまさにこれです。

 

主人公のファントムとしての城田優

主演としても出演している城田優。
両方をこなすのは、本人も言っていましたが相当苦しかった様子。
本当におつかれさまでした。感謝しかありません!!

 

2014年の時の城田優は大学生のお兄さんという感じで、とにかく可愛らしかったことを覚えています。
その前の大沢たかおがそれはもう悶絶する程のかっこよさだったので、より一層可愛らしさが際立ったこともあります。

 

そんな城田優ファントム、2019年は可愛らしい面と、怪人らしく感情の制御が効かない一面の両方を見せてくれたように思います。

この2面性の行ったり来たりがすごい…。

とても軽いスイッチでカチンカチンと切り替わってる印象を受けました。
エリックという人物の危うさがとても表現されていて、途中キャリエールがクリスティーヌに「あなたは何もわかっていない」と注意を促すシーンに信憑性を持たせたような気がします。

物語の冒頭でも、足踏みして地団駄踏む様子はすねた子どものような可愛らしさと、いつキレるかわからないファントムのアンバランスさから、初っ端から目が離せなくなりました。

益々好きになる城田優…好き!

 

予想の遥か上をいった加藤和樹

そして今回、予想外に心をかき乱されたのが加藤和樹ファントムです。

私の加藤和樹は、確かロミジュリからだと思うのですが、その時から気になる存在になり、ちょくちょく観に行った舞台でも出演しており、好きな俳優さんのひとりではあったのですが、今回で完璧に大好きな俳優になりました。好き…!

冒頭からベソベソとした泣き声で始まり、キャリエールに怒られる度身体をビクッとさせ、笑う笑顔は屈託のない男の子。

大きなかっこいい男性を見ているはずが、5歳児の男の子を見ているような錯覚!
そんな5歳児が、生まれた意味を知り、懸命に生きて、頑張る姿はもう涙なしには見られなくて…!

なんというか母性本能を激しく揺さぶられるファントムで、わが家には現在3歳の娘がいるのですが…
ファントムを観劇していてこんなにも娘を抱きしめに帰りたくなったのは初めてでした。

加藤和樹おそろしいこ!

5歳の男の子はとてつもなくピュアで、クリスティーヌと目が合わせられなかったりするところも可愛く、優しい会話はとても微笑ましく、顔を見せてと迫られると怯えながら首を振るところはかばってあげたくて、もうおうちに連れて帰ろうかなって思うファントムでした。全てが愛しい…!

 

観劇した日のひとつにトークショーがあったのですが、そこで演出家の城田優に「今までで最高の加藤和樹を見せてやる」と言われたことを明かす加藤和樹さんのお話がありました。
もうこの言葉を聞いて、城田優に感謝しても足りないくらいのありがとうを送りたくなりました。
この世に加藤和樹ファントムを生み出してくれてありがとう!!!

 

岡田浩暉のキャリエール。

優しい顔立ちなのが良いですよね。声も好き!
改めて、2幕の過去告白シーンの台詞の多さ!それをずっと聞かせられる話術と声のトーンが好きです。

私は親子だと告白するシーンが大好きなんですが、岡田キャリエールも愛に溢れていて涙が止まりませんでした。

 

2人のクリスティーヌダーエ

クリスティーヌもダブルキャスト。

木下晴香クリスは1回しか見られなかったのですが、若さゆえに怖さを知らないフレッシュさに溢れたクリスティーヌでとても好きでした。

愛希れいかクリスは母性に溢れていて、和樹ファントムの最期の時に、胸の下くらい?を
トントンと寝かしつけのように叩いており、私はそれを見てから彼女の虜です。

後半このトントンが見られなかった気がするのですがなんでなんだろう?私が見た時、幼児和樹ファントムだっただけに、昇天しそうなほど萌えたんですけど…笑

 

かっこいいとかわいい2人のフィリップ

廣瀬フィリップはシャンドン家の長男のようで、すごくかっこよかったです。
でもそれゆえにクリスティーヌとは最後には結婚出来なさそうに感じてしまいました。
悲恋ただようかっこいいシャンドン伯爵(笑

反対に木村フィリップはシャンドン家の3男坊のようなかわいさがあり、結婚も自由そう。クリスティーヌ結婚を考えるならこっちだよなどと下世話なことを考えていました。

最初に見た方が廣瀬フィリップだったので、木村フィリップのシャンパングラス投げが放物線を描いて袖に消えていったのは声が出そうな程ビックリしました。

どちらも好き!選べない…!

 

その他キャストさん

カルロッタも今回、魅せてくれまくりでしたね!
ショレとの仲睦まじい様子はとても笑わせてくれました。
強い女!にくめない!

個人的にはルドゥ警部が大好き!!
あ~あ~ファントム!の歌の時の彼がいように好きで、めちゃくちゃオペラグラスで追っかけてました。

ジャン・クロードが女性というのにも驚きました。
衣装がかなり可愛くて、大好きです!

 

ミュージカルファントム感想:やっぱり大好きな作品です

好き過ぎてつい熱くなってしまいそうなのを無理やり落ち着けながら書きました。
何か思い出したら追記していきたいと思います。

 

やはり何度観ても大好きな演目。

 

これからも私の中でかなり上位に君臨しそうな作品です。

次回再演がいつなのか、キャストはどうなるのかわかりませんが、楽しみに待っていたいと思います。

 

ミュージカルファントムの感想

こちらは劇場のロビーの街頭。色とりどりで可愛らしい。

 

ミュージカルファントムの感想

こちらは開演前の小芝居で使用されたのかな?オルゴール?

実はいつも人だかりがすごくて見られなかったり、お手洗いの列に並んだりしていたりと、なかなか見られるチャンスに恵まれませんでした。

発売されるDVDに入っていると良いなぁ。

 

ミュージカル好きなら入って損はないWOWOW!

 

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